天理高校出身の現役プロ野球選手一覧【2026年版】
天理高校出身の現役プロ野球選手を調査しました。現役選手の中には高校卒業後に大学や社会人を経てプロ入りした選手も含まれます。現役NPB選手は8人。球団別・ドラフト順位別に集計しながら見ていきます。
球団別人数ランキング
天理高校出身の現役NPB選手8人を球団別に集計してみました。
広島
2人
楽天
1人
日本ハム
1人
オリックス
1人
ロッテ
1人
中日
1人
阪神
1人
最多は広島の2人。残り6人は6球団にそれぞれ1人ずつという構成でした。
個人的に興味深いのは、奈良県の高校でありながら近鉄バファローズの流れを汲むオリックスや阪神といった関西球団が多いわけではない点です。関西圏の選手が集まる高校ながら、プロ入り後は全国の球団に散らばっているのは、それだけ各球団に評価される選手を揃えてきた証でしょう。
ドラフト1位選手一覧
天理高校出身の現役選手8人のうち、ドラフト1位指名を受けた選手は3人でした。
達孝太選手は2021年ドラフトで日本ハムから1位指名を受けた大型右腕です。身長194cmから繰り出すフォークを武器に、2025年にはNPB新記録となるデビューからの先発7連勝を達成し、防御率2.09・8勝と一気にブレイクしました。達選手といえば、2024年のオフに自費で800万円近い額を負担して、アメリカで自主トレをしたことは大きな話題となりました。当時はその姿勢に対して、否定的な意見も散見されましたが、見事翌年にブレイクを果たしたことを考えると、達選手のストイックさにはちゃんと意思と分析があってのことだと裏付けられており、これからももっと伸び続けて、日本のエースを担ってくれる日も遠くないかもしれません。日ハムの大型投手。このワードだけで期待せずにはいられません。
中村奨吾選手は天理高→早稲田大を経て2014年ドラフトでロッテから1位指名。走攻守に大きな弱点がない選手として早大主将まで務め上げた選手で、プロでもゴールデングラブ賞を3度受賞しています。父・優仁さんも天理高OBという親子二代の天理野球というのも面白いところです。
太田椋選手 ― “異例”の親子鷹、根尾・小園と並んだ世代からの遅咲きブレイク
太田椋選手は天理高校で1年時から対外試合のベンチ入りを果たし、2年夏には全国高等学校野球選手権大会でチームを準決勝に導きました。3年夏は主将としてチームを率いましたが、奈良大会決勝で敗れ甲子園出場は逃しています。それでも県大会通算5試合で打率.333・2本塁打・8打点、遊撃守備は無失策という好成績を残しました。2018年ドラフトでは、後に球界を代表する存在となる根尾昂選手・小園海斗選手らと並ぶ即戦力遊撃手として、オリックスから1位指名を受けました。実は実父の太田暁氏は投手として近鉄に入団後に内野手へ転向した経歴を持ち、当時からオリックスの打撃投手を務めており、”異例”の親子鷹としても話題になっています。
プロ入り後は2020年7月に一軍公式戦デビューを果たすと、その試合の第1打席でソロ本塁打を記録。これは21世紀生まれの選手によるNPB一軍公式戦初本塁打という記録になりました。しかし同年9月、走塁中の交錯事故で肋骨を骨折するなど、怪我に泣かされる時期も経験しています。
その後も一軍定着に少々時間がかかりましたが、2025年についに自己最多の113試合に出場して初めて規定打席に到達し、3・4月度の月間MVPを受賞。打率.283・10本塁打という結果を残しました。個人的に興味深いのは、2018年ドラフトの目玉世代の一人として鳴り物入りで入団しながら、根尾選手や小園選手に先を越される形で長く苦しい時期を過ごし、7年目でようやく本格的なブレイクを迎えた点です。親子二代でオリックスに関わる特別な縁を持つ選手だけに、ここからの飛躍にも注目したいところです。
出身地ランキング
天理高校出身の現役選手を出身地別に集計してみました。
| 都道府県 | 人数 |
|---|---|
| 大阪府 | 4人 |
| 福岡県 | 1人 |
| 兵庫県 | 1人 |
| 滋賀県 | 1人 |
| 和歌山県 | 1人 |
半数の4人が大阪府出身でした。
奈良県の高校でありながら、地元奈良出身者がゼロというのが面白い結果です。大阪・兵庫・滋賀・和歌山と近畿圏で7人を占め、九州(福岡)から1人という構成。達孝太選手も大阪府堺市出身で中学時代に天理の甲子園ベスト4進出を見てあこがれたというエピソードがありますが、それだけ大阪の有力選手を引き寄せる吸引力があるということだと思います。
ドラフト順位別人数
ドラフト順位別に集計してみました。
| ドラフト順位 | 人数 |
|---|---|
| 1位 | 3人 |
| 2位 | 1人 |
| 3位 | 0人 |
| 4位以下 | 4人 |
| 育成 | 0人 |
ドラフト1位が3人で最多。育成ゼロという結果でした。
1位・2位の上位指名が4人で、残る4人は4位以下という二極化した分布になっています。3位がゼロというのも少し珍しい形です。育成ゼロという点は智弁和歌山と同じで、天理高出身選手は球団から「支配下で確実に取りにいく」と判断される選手が多いということでしょう。
高校別ランキングでは全国11位タイ
天理高校出身の現役NPB選手は8人でした。
この数字は高校別ランキングで智弁和歌山と並んで全国11位タイとなります。
| 順位 | 高校名 | 人数 |
|---|---|---|
| 1位 | 横浜高校 | 21人 |
| 2位 | 大阪桐蔭高校 | 19人 |
| 3位 | 花咲徳栄高校 | 14人 |
| 4位 | 広陵高校 | 13人 |
| 5位 | 仙台育英高校 | 12人 |
| 6位 | 東海大相模高校 | 11人 |
| 7位タイ | 福岡大大濠高校 | 10人 |
| 7位タイ | 中京大中京高校 | 10人 |
| 7位タイ | 履正社高校 | 10人 |
| 10位 | 敦賀気比高校 | 9人 |
8人・11位タイというのは、天理高校の規模感と選手輩出の効率を考えると相当高い水準だと思います。上位の横浜・大阪桐蔭・花咲徳栄といった私立強豪校と同等のランクに近畿の名門が並んでいる点は、改めてこの高校の底力を感じさせます。
まとめ
今回は天理高校出身の現役プロ野球選手を調べてみました。
現役NPB選手は8人、高校別ランキングでは全国11位タイでした。8人中3人がドラフト1位という高率と、育成ゼロという数字が、この高校の選手の質の高さをよく表していると思います。
個人的には達孝太選手がどこまで伸びるかが一番気になっています。2025年のブレイクは本物だと感じていますし、体格と球質を考えると日本ハムのエースとして長く君臨できる投手になる可能性があると思っています。
本記事の選手経歴・エピソードは、NPB公式サイト、各球団公式サイト、Wikipediaの公開情報を基に構成しています。詳しくは運営者情報・情報源についてをご覧ください。