ドラフト1位の在籍者数ランキングから紐解いてみた

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ドラフト1位の在籍者数ランキングから紐解いてみた

2026年6月7日 更新

ドラフト1位という響きには少し特別感があります。そんなドラフト1位選手が、今どの球団に一番いるのか。自分のサイトのデータを集計してみました。

ドラフト1位経験者が最も多い球団はどこなのか

このサイトを作っていると、いろいろなデータが見えてきます。出身高校だったり、出身大学だったり、ドラフト順位だったり。普段は経歴ばかり見ている私ですが、先日ふと気になったことがありました。

「ドラフト1位って、今どの球団に一番いるんだろう。」

ドラフト1位だからといって、必ず入団した球団で活躍できるわけではありません。期待されながらも思うような結果を残せなかった選手もいますし、移籍先で活躍した選手もいます。それでも、ドラフト1位という響きには少し特別感があります。

そんなドラフト1位ですが、球団ごとの在籍数が気になりました。巨人に多そうだな。FAで獲得している選手も結構いそう。いや、そう考えるとソフトバンクも多そうかも。そんなことを考えながら、自分のサイトのデータを集計してみました。

ドラフト1位 在籍数ランキング

今回は支配下登録選手を対象に、ドラフト1位が現在どの球団に所属しているのかを調べています。

順位 球団 合計 生え抜き 移籍組
1 中日 14人 11人 3人
1 日本ハム 14人 10人 4人
1 オリックス 14人 10人 4人
4 DeNA 13人 10人 3人
5 楽天 12人 9人 3人
6 巨人 11人 10人 1人
6 広島 11人 11人 0人
8 ヤクルト 10人 9人 1人
8 ロッテ 10人 10人 0人
8 西武 10人 7人 3人
11 阪神 9人 9人 0人
12 ソフトバンク 8人 7人 1人

集計の結果、最も多かったのは中日、日本ハム、オリックスの14人でした。ランキングを見ていると、それぞれに違った色があって面白いですよね。まずは同率1位となった3球団から見ていきます。

中日、日本ハム、オリックスが同率1位

中日、日本ハム、オリックスの3球団が14人で並びました。こうして見ると、同じ14人でも顔ぶれはかなり違います。

例えば中日。柳裕也選手、髙橋宏斗選手、大野雄大選手など、中日のドラフト1位として入団した選手たちがいます。

その一方で、涌井秀章選手、松葉貴大選手、杉浦稔大選手の名前もあります。この3選手は他球団から加入したドラフト1位選手です。涌井選手は西武、松葉選手はオリックス、杉浦選手はヤクルトのドラフト1位でした。

日本ハムも似ています。清宮幸太郎選手、伊藤大海選手、達孝太選手などの生え抜きドラフト1位がいる一方で、有原航平選手、田中正義選手、山﨑福也選手、福谷浩司選手も所属しています。田中正義選手は2016年ドラフトで5球団が競合した当時の目玉選手でした。ソフトバンクで思うような活躍ができない時期もありましたが、現在は日本ハムの勝ちパターンを支える投手になっています。有原航平選手も日本ハムのドラフト1位として入団後、エースとして活躍しメジャーリーグへ挑戦しました。帰国後はソフトバンクへ移籍。その後、再び日本ハムへ戻っています。当時は大きな話題になったので、覚えている方も多いのではないでしょうか。

オリックスも興味深いです。宮城大弥選手、山下舜平大選手、曽谷龍平選手など近年のドラフト1位選手が並ぶ一方で、森友哉選手、岩嵜翔選手、吉田輝星選手もいます。森選手はFAで地元大阪のオリックスへ移籍。吉田選手も日本ハムから加入しています。同じ14人でも、その内訳はかなり違います。

人数だけを見ていた時とは、また違った見え方をするデータでした。

全員が生え抜きドラフト1位のチーム

ここまで見てきたように、中日や日本ハム、オリックスには他球団から加入したドラフト1位選手が多く在籍していました。一方で、全く違う顔を持つ球団もあります。阪神、広島、ロッテです。この3球団は、現在在籍しているドラフト1位選手の中に他球団経験者が1人もいませんでした。

阪神は9人。近本光司選手、森下翔太選手、佐藤輝明選手、大山悠輔選手など、現在の主力選手たちが並びます。ドラフト1位として入団した選手が、そのままチームの中心選手になっている印象です。

広島も同じでした。大瀬良大地選手、森下暢仁選手、栗林良吏選手、小園海斗選手など、こちらもチームの顔とも言える選手たちが並びます。もちろん、前田健太選手のように現在は他球団でプレーしている選手もいます。帰国後は広島へ戻るのではないかという声も多くありましたが、実際には楽天へ加入しました。それでも今回の集計対象となった現役支配下選手を見る限りでは、広島のドラフト1位選手は今も広島に所属しているケースがほとんどでした。

ロッテも興味深いです。藤原恭大選手、安田尚憲選手、中村奨吾選手、松川虎生選手など、ドラフト1位として入団した選手たちが現在もロッテに所属しています。

今回の集計は現役の支配下選手のみを対象にしています。そのため、球団の歴史全体を語れるデータではありません。ただ、今回のランキングを見る限りでは、阪神、広島、ロッテは「ドラフト1位経験者が集まる球団」というより、「ドラフト1位が残り続けている球団」という見方もできそうです。同じドラフト1位ランキングでも、見方を変えるとまた違った面白さがあります。

ドラフト1位の流出数について

順位 元球団 流出人数 選手名
1 ソフトバンク 6人 加治屋蓮、有原航平、田中正義、佐藤直樹、岩嵜翔、甲斐野央
2 日本ハム 3人 有原航平、田中正義、吉田輝星
2 西武 3人 平沢大河、炭谷銀仁朗、甲斐野央
2 オリックス 3人 松葉貴大、森友哉、吉田輝星
5 阪神 2人 馬場皐輔、藤浪晋太郎
5 ヤクルト 2人 杉浦稔大、拓也
7 巨人 1人 田中将大
7 楽天 1人 前田健太
7 ロッテ 1人 佐々木千隼
7 DeNA 1人 上茶谷大河
11 中日 0人
11 広島 0人

一方で、今回の集計で最も流出人数が多かったのはソフトバンクでした。現役支配下選手に限定すると、6人のドラフト1位選手が現在は他球団でプレーしています。加治屋蓮選手、有原航平選手、田中正義選手、佐藤直樹選手、岩嵜翔選手、甲斐野央選手です。こうして名前を並べてみると、誰もが知る選手も少なくありません。

有原航平選手は日本ハムのドラフト1位として入団し、エースとして活躍した後にメジャーリーグへ挑戦しました。帰国後はソフトバンクへ加入。その後、再び日本ハムへ移籍しています。当時は大きな話題になったので、覚えている方も多いと思います。

田中正義選手も印象的です。2016年ドラフトでは5球団が競合した目玉選手でした。ソフトバンク入団後は怪我もあり苦しい時期が続きましたが、現在は日本ハムで重要なリリーフ投手として活躍しています。

そして甲斐野央選手。甲斐野選手は人的補償によって西武へ移籍しました。当時は世間でも大きな話題になった移籍の一つでした。詳しい経緯については様々な報道がありましたが、少なくとも多くの野球ファンの記憶に残っている移籍だったと思います。

もちろん、流出人数が多いから良い悪いという話ではありません。ただ、こうして名前を見ていくと、ソフトバンクのドラフト1位選手たちは現在さまざまな球団でプレーしていることが分かります。今回のランキングを見ていると、「ドラフト1位が集まる球団」「ドラフト1位が残る球団」だけでなく、「ドラフト1位が各球団へ広がっている球団」という見方もできるのかもしれません。

まとめ

最初は単純に「ドラフト1位が一番多い球団はどこなんだろう」と思って集計を始めました。ところが、実際に選手名まで見ていくと、ただの人数ランキングではありませんでした。

中日、日本ハム、オリックスのようにドラフト1位経験者が集まっている球団もあります。阪神、広島、ロッテのように、ドラフト1位として入団した選手がそのまま残り続けている球団もありました。そしてソフトバンクのように、ドラフト1位選手が様々な球団へ移籍しているケースもあります。

もちろん、どれが良いとか悪いとかいう話ではありません。FAやトレード、現役ドラフト、戦力外からの獲得など、選手が移籍する機会は年々増えています。その結果として、今回のような違いが生まれているのかもしれません。今回の集計だけでもいろいろな発見がありましたが、まだまだ面白いデータが眠っていそうです。また時間がある時に調べてみようと思います。


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