広陵高校出身の現役プロ野球選手一覧【2026年版】
広陵高校出身の現役プロ野球選手を調査しました。現役NPB選手は13人。「春の広陵」「捕手王国」として知られる広島の名門が、球団別・ポジション別・ドラフト順位別に何人輩出しているか、一人ひとりのプロフィールとあわせて見ていきます。
球団別人数ランキング
広陵高校出身の現役NPB選手13人を球団別に集計してみました。
広島
3人
楽天
2人
日本ハム
2人
西武
2人
巨人
2人
DeNA
1人
ヤクルト
1人
最も多かったのは地元・広島の3人でした。河野佳選手・髙太一選手の投手コンビに加え、2017年夏の甲子園で1大会最多本塁打記録を樹立した中村奨成選手も地元カープに在籍しており、広陵高校とカープの深いつながりを感じさせます。
現役13人は7球団に分散しており、「春の広陵」「捕手王国」として知られる名門らしく、捕手・投手・野手とバランスよくプロを輩出しています。特筆すべきは、広陵高校→明治大学というルートでプロ入りした選手が多く、宗山塁選手・上原健太選手・佐野恵太選手・石原勇輝選手がこの黄金ルートを歩んでいます。
中村奨成選手・佐野恵太選手 ― 甲子園の主役と無名の下剋上
中村奨成選手は2017年夏の甲子園で、準決勝までの4試合で6本塁打を記録し、清原和博氏(PL学園)が1985年に樹立した1大会5本塁打の記録を32年ぶりに更新。決勝の花咲徳栄戦まで含めると1大会最多打点・最多塁打も樹立し、大会中5度の猛打賞(全試合で記録)は史上初の快挙でした。この活躍で広島・中日から1巡目競合となり、抽選の末に地元広島が交渉権を獲得、2017年ドラフト1位で入団しています。捕手として苦しんだプロ入り後は外野手へ転向し、2025年は自己最多の104試合に出場、打率.282・9本塁打と持ち味を発揮しました。
一方の佐野恵太選手は、広陵高校では控えの内野手から捕手へ転向したものの3年夏は県大会3回戦で敗退し、甲子園出場はありませんでした。明治大学へ進学して3年秋に一塁手のレギュラーへ定着するとベストナインを2度受賞し、2016年ドラフトでは支配下87人中84番目、セ・リーグでは最後の指名としてDeNAから9位指名を受けました。それでも2020年に打率.328で首位打者、2022年には161安打で最多安打のタイトルを獲得し、2021年にはセ・リーグのドラフト9位以下選手として史上初めて年俸1億円に到達しています。
個人的に対照的で面白いのは、中村選手が高校時代に「全国区のスター」として鳴り物入りでプロ入りしたのに対し、佐野選手は甲子園にすら出られず、ドラフトの最後尾から這い上がった点です。華々しいスタートを切った選手が苦労してから開花し、無名だった選手が地道な積み重ねでタイトルホルダーになる。広陵高校が輩出する選手の「入り口」の多様さこそ、この学校の懐の深さだと思います。
ドラフト1位選手一覧
広陵高校出身の現役選手13人のうち、ドラフト1位指名を受けた選手は5人でした。
中村奨成選手以外の4名は大学へ進学したうえでの指名(小林誠司選手は広陵→同志社→日本生命)になりますが、広陵高校で土台を作ったことは間違いありません。
宗山塁選手は2024年ドラフトで5球団競合の末に楽天に1位指名されるなど、広陵高校は近年も毎世代ドラフト上位指名選手を送り出しています。有原航平選手(2013年・日本ハム)、上原健太選手(2015年・日本ハム)と日本ハムからの1位指名が同じ時期に続いたことも印象的です。
一方で2位以下からプロ入りした選手も8人おり、佐野恵太選手のようにドラフト9位から首位打者を獲得するまでに成長した選手もいます。
選手プロフィール
13人それぞれの詳しいプロフィールをまとめました。投打や体格、ドラフト経緯まで見てみると、それぞれの個性が見えてきます。
| 投打 | 右投げ / 右打ち |
|---|---|
| 身長/体重 | 175cm / 87kg |
| 生年月日 | 2001年8月23日 |
| 出身地 | 兵庫県 |
| ドラフト | 2022年5位(支配下) |
| 経歴 | 広陵高 → 大阪ガス → 広島 |
| 投打 | 右投げ / 右打ち |
|---|---|
| 身長/体重 | 181cm / 89kg |
| 生年月日 | 1999年6月6日 |
| 出身地 | 広島県 |
| ドラフト | 2017年1位(支配下) |
| 経歴 | 広陵高 → 広島 |
| 投打 | 左投げ / 左打ち |
|---|---|
| 身長/体重 | 179cm / 89kg |
| 生年月日 | 2001年7月26日 |
| 出身地 | 愛媛県 |
| ドラフト | 2023年2位(支配下) |
| 経歴 | 広陵高 → 大阪商業大 → 広島 |
| 投打 | 右投げ / 左打ち |
|---|---|
| 身長/体重 | 175cm / 79kg |
| 生年月日 | 2003年2月27日 |
| 出身地 | 広島県 |
| ドラフト | 2024年1位(支配下) |
| 経歴 | 広陵高 → 明治大 → 楽天 |
| 投打 | 右投げ / 右打ち |
|---|---|
| 身長/体重 | 178cm / 76kg |
| 生年月日 | 1996年10月14日 |
| 出身地 | 岡山県 |
| ドラフト | 2018年2位(支配下) |
| 経歴 | 広陵高 → 大阪商業大 → 楽天 |
| 投打 | 右投げ / 右打ち |
|---|---|
| 身長/体重 | 190cm / 100kg |
| 生年月日 | 1992年8月11日 |
| 出身地 | 広島県 |
| ドラフト | 2014年1位(支配下) |
| 経歴 | 広陵高 → 早稲田大 → 日本ハム → テキサス・レンジャーズ → ラウンドロック・エクスプレス → ソフトバンク → 日本ハム |
| 投打 | 左投げ / 左打ち |
|---|---|
| 身長/体重 | 191cm / 100kg |
| 生年月日 | 1994年3月29日 |
| 出身地 | 沖縄県 |
| ドラフト | 2015年1位(支配下) |
| 経歴 | 広陵高 → 明治大 → 日本ハム |
| 投打 | 右投げ / 右打ち |
|---|---|
| 身長/体重 | 185cm / 93kg |
| 生年月日 | 2004年4月3日 |
| 出身地 | 徳島県 |
| ドラフト | 2023年2位(育成) |
| 経歴 | 広陵高 → 徳島インディゴソックス → 西武 |
| 投打 | 右投げ / 右打ち |
|---|---|
| 身長/体重 | 177cm / 90kg |
| 生年月日 | 2002年8月31日 |
| 出身地 | 広島県 |
| ドラフト | 2024年2位(支配下) |
| 経歴 | 広陵高 → 大阪商業大 → 西武 |
| 投打 | 右投げ / 右打ち |
|---|---|
| 身長/体重 | 183cm / 85kg |
| 生年月日 | 2003年4月22日 |
| 出身地 | 北海道 |
| ドラフト | 2025年2位(育成) |
| 経歴 | 広陵高 → 立正大 → 巨人 |
| 投打 | 右投げ / 右打ち |
|---|---|
| 身長/体重 | 178cm / 86kg |
| 生年月日 | 1989年6月7日 |
| 出身地 | 大阪府 |
| ドラフト | 2013年1位(支配下) |
| 経歴 | 広陵高 → 同志社大 → 日本生命 → 巨人 |
| 投打 | 右投げ / 左打ち |
|---|---|
| 身長/体重 | 178cm / 88kg |
| 生年月日 | 1994年11月28日 |
| 出身地 | 岡山県 |
| ドラフト | 2016年9位(支配下) |
| 経歴 | 広陵高 → 明治大 → DeNA |
| 投打 | 左投げ / 左打ち |
|---|---|
| 身長/体重 | 180cm / 87kg |
| 生年月日 | 2001年8月30日 |
| 出身地 | 広島県 |
| ドラフト | 2023年3位(支配下) |
| 経歴 | 広陵高 → 明治大 → ヤクルト |
出身地ランキング
広陵高校出身の現役選手を出身地別に集計してみました。
| 都道府県 | 人数 |
|---|---|
| 広島県 | 5人 |
| 岡山県 | 2人 |
| 沖縄県 | 1人 |
| 徳島県 | 1人 |
| 兵庫県 | 1人 |
| 愛媛県 | 1人 |
| 北海道 | 1人 |
| 大阪府 | 1人 |
最も多かったのは地元・広島県出身の5人でした。岡山県が2人と続き、中国・四国地方出身者で全体の半数以上を占めています。広島を代表する強豪校として、地元および近隣地域の優秀な選手を集めてきた実態が数字にも表れています。
一方で北海道・沖縄・大阪など遠方からも選手が集まっており、「広陵ブランド」が全国規模で認知されていることも分かります。
ドラフト順位別人数
最後に、ドラフト順位別に集計してみました。
| ドラフト順位 | 人数 |
|---|---|
| 1位 | 5人 |
| 2位 | 3人 |
| 3位 | 1人 |
| 4位以下 | 2人 |
| 育成 | 2人 |
13人中5人がドラフト1位というのは全国でも屈指の数字です。上位3巡(1〜3位)だけで9人と全体の69%を占めており、広陵高校OBがいかに高い評価を受けてプロ入りしているかが分かります。
一方で佐野恵太選手のようにドラフト下位指名からでも首位打者を獲得する選手を育てる環境も持ち合わせています。育成指名の2人も現役を続けており、順位に関わらずプロで結果を出す土台を作れる高校といえます。
高校別ランキングでは全国4位
広陵高校出身の現役NPB選手は13人でした。
この数字を高校別ランキングで見ると、全国4位に入ります。
| 順位 | 高校名 | 人数 |
|---|---|---|
| 1位 | 横浜高校 | 21人 |
| 2位 | 大阪桐蔭高校 | 19人 |
| 3位 | 花咲徳栄高校 | 14人 |
| 4位 | 広陵高校 | 13人 |
| 5位 | 仙台育英高校 | 12人 |
| 6位 | 東海大相模高校 | 11人 |
| 7位タイ | 福岡大大濠高校 | 10人 |
| 7位タイ | 中京大中京高校 | 10人 |
| 7位タイ | 履正社高校 | 10人 |
| 10位 | 敦賀気比高校 | 9人 |
1911年創部という長い歴史を持つ広陵高校が、現役選手数でも全国4位という結果は、世代を超えてプロ野球選手を輩出し続けてきた実績の積み重ねです。3位の花咲徳栄高校とはわずか1人差と、上位校の激しい競合が続いています。
参考記事
まとめ
今回は広陵高校出身の現役プロ野球選手を調べてみました。
現役NPB選手は13人で、高校別ランキングでは全国4位でした。「春の広陵」「捕手王国」の異名を持つ名門として、ドラフト1位選手が5人と高い評価を受けた選手を多く輩出しています。
個人的に広陵高校で一番面白いと思ったのは「広陵→明治大学」というルートです。宗山選手・上原選手・佐野選手・石原選手と、このルートを歩んだ選手が4人もいるのは今後も注目ポイントです。広陵で培った技術を明治大学でさらに磨いてプロ入りする、というひとつの王道パターンが確立されているのは、我々経歴オタクの心をくすぐるひとつのポイントです。
宗山塁選手・佐野恵太選手・有原航平選手など、それぞれ異なる球団で存在感を発揮する広陵高校OBたちの活躍が気になった方は、ぜひ各選手のページもご覧ください。
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